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| 2002/08/26(月) | |
| まだまだ同性愛者差別が根強い中国初のレズビアン映画「残夏」。 | |
中国映画「残夏」(原題:今年夏天 2001年)は、同国初、レズビアンを題材とする、弱冠27歳、李玉(リー・ユー)監督による長編作品だ。 実際のレズビアンが出演し、男性出演者に共演者の女性たちの性的嗜好を事前に知らせず撮影を敢行した。 ベルリン国際映画祭では賞をさらった。 この作品で監督デビューした李玉(リー・ユー)は「これは世間の人々がレズビアンをどのように見ているか知るための実験であり、冒険だった」と語る。 映画には、儒教の伝統が残る社会で結婚を強く勧められる、中国国内のレズビアンの現状が反映されている。 同作品は、中国で存在をほぼ無視されてきた同性愛者にとって、突破口となった作品の一つ。 今や都市部のバーやインターネットなどでは、自由に行動する同性愛者の姿が見られるようになった。しかしその一方で、こうした人々に対する社会的認知はまだ不足しており、当局による弾圧の危険は常に存在する。 リー監督は他の中国人独立系映画監督と同じように、「残夏」について当局への許可申請を敢えて行わなかった。 同作品は海外70以上の映画祭で上映されたものの、中国国内では同性愛者の映画祭で1度公開され、数日後に上映禁止になった。 ▼映画「残夏」の概要 『残夏』(2001年中国) 原題:今年夏天 英題:Fish and Elephant 監督:李玉(リー・ユー) 北京動物園で象の飼育係をしている小群(シャオチュン)はブティックの店員小玲(シャオリン)とつきあって、一緒に暮らしている。口うるさい母親から勧められた見合い話も断り、恋人とは良い関係を続けている。そこへ突然昔の恋人軍軍(チュンチュン)が現れる。彼女は父親殺しの罪で警察に追われていた。事情を知った小群は小玲に黙って軍軍を助けることにするのだが…。 →[批評掲示板] |
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