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| 2002/04/09(火) | |
| 競艇の安藤千夏選手、性同一性障害を理由に女性から男性へ!名前も改名!! | |
全国モーターボート競走会連合会は3月28日、自分の肉体の性に違和感を覚える「性同一性障害」の日本モーターボート選手会大阪支部所属の女子選手、安藤千夏(ちなつ)さん(39)を男子選手として活動させると発表した。 選手名を安藤大将(ひろまさ)に変更し、今後男子レースに出場する。 安藤さんは記者会見で「小さいときから自分は男という意識があり、これ以上女性として競技をしたくないという気持ちが強くなった」「誰にも打ち明けられず悩んでいたが、病気に立ち向かうため公表して、男子選手になろうと決めた。これからは正直に堂々と生きていける。最高に幸せです」と話した。 安藤さんは、子供のころから女の子のおもちゃで遊んでも楽しくなく、スカートや赤いランドセルも嫌だった。小学1年の時、同級生の女の子に初恋した。 18年前に競艇選手になったが、次第に女子選手としての活動に違和感が高まった。 昨年8月以降、大阪と岡山の大学病院で性同一性障害との診断を受け、両親と「師匠」の先輩男子選手に告白。 先輩選手は「お前が嵐の中に入っていくなら、俺が後から押して行ってやる」と励ましてくれた。 同連合会は安藤選手の希望を受けて検討。男子選手の身体基準をクリアしており、主治医も「男性として生活するのが望ましい」と診断しているため、希望を受け入れると決定した。 男子選手としてのデビューは5月の予定。レース中、選手は宿舎で共同生活するが、同連合会は「慣れるにしたがい入浴も男子選手と同じにする」と話している。 安藤選手はスーツ姿で会見に臨んだ。「僕は、頭は男で体は女。競艇に夢中になっている時だけ、バラバラの苦痛から逃れられた。体も手術する。今回の決定では、本当に感謝している。僕の決断が同じ病気の人たちへの励みになれば」と喜んだ。 安藤選手は現在大阪支部のB1級に所属し、18年目のベテラン。 昨年の獲得賞金は約1365万円。通算で勝率5.15、優勝経験1回という成績を残している。 昨年8月に埼玉医大で性同一性障害と診断された後、同12月には外科的な手術の一部を済ませたという。 →[競艇オフィシャルWEB] →[競艇オフィシャルWEB 安藤大将選手プロフィール] |
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