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掴まれた瞬間に血の気が引きました。もしかして警察か見回りの警備員かと思ったからです。恐る恐る振り向くとそこにはスーツを着たちょっと大柄な見た目は50位のサラリーマンが立っていました。警察等ではなかったので少し安心しましたが、そのサラリーマンは「以前からずっと君を見ていたよ」とニヤニヤしながら話し掛けてきました。「まさかこんな日に露出するなんて思ってなかったよ。運がいいなぁ。それにしても君はよっぽど変態なんだね」と言って笑い出しました。男はかなり酔っ払っているみたいです。警察ではないにしてもまさか人に見られているなんて思ってもいなかったので私はかなり動揺してしまいました。また男は以前から私を知ってる様な口ぶりでしたがその時は動揺していたので全然気付きませんでした。私は「すみません、ごめんなさい」と言ってベンチの下に隠しておいた服を持って急いで帰ろうとしたのですが「ちょっと待ってよ」と男は私の手首を掴みグイと引寄せいきなりキスをしてきました。男の口はタバコとお酒で臭かったのですが両手で顔を押さえられていたので逃げる事が出来ませんでした。私の唇を強引に押し拡げ男のネチネチした舌が侵入してきました。そして大量の唾液を私の口に流し込んできました。そのタバコとお酒の臭いの唾液に私は吐きそうになりました。また片手を放しその手で私の股間を掴みおもいっきり揉み出しました。もちろん股間を揉まれても起つ事はありません。何とか男から離れましたが男は「こんな日に露出する変態なんだから何をしても平気なんだよね」と言って私に抱き付いてこようとしました。私は怖くなり服を持って「ごめんなさい」と言って裸のまま逃げ出しました。男は「ちょっと待ってよ」と言いながら追い掛けてきました。捕まりそうになりながらも何とか逃げていましたが階段を降りていてあと5、6段となった所で男は捕まえるのではなく逆に私を突飛ばしてきました。私はダイブする様に階段から落ちアゴや頬、肘や膝を強打しました。散乱した服と一緒にうつ伏せに倒れた私に近付いてきた男は私の髪を掴んで「ゴメンな。だけど逃げるからこうなったんだよ」と言い放ちました。うつ伏せで意識が朦朧として動けない私をわざわざ仰向けにして男は私の片腕と片足を掴み、そのまま引き摺りながら階段からちょっと離れた死角の草むらの中へと私を放り投げたのでした。
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