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【272】忘れられない男
 ken  - 10/11/22(月) 22:41 -

引用なし
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   雨の日曜日

その日は朝から雨が降っていた。
勤め人にはまだ早い休日の朝だと言うのに僕は彼のマンションに車を走らせていた。
もうすぐ着くというときに携帯が鳴った。
「早く来て・・・」
こもったような彼の声だった。
「もう駐車場だよ」


ドアには鍵は掛かっていなかった。
「おはよう・・・」小さな声で奥に声をかけたけど返事は無かった。
部屋にはまだカーテンが引かれ中は薄暗い。
「もう・・・ 待ちきれなかったよ」
彼は全裸になりオナニーをしていた。
股間に手をやり慰めて待つ彼を見て一気に愛おうしさがこみ上げる。
「待たせてごめんね!」彼の布団に駆け寄り急いで口に含んだ。

彼も僕のベルトをせわしなく外しズボンを脱がせた。
すぐにローションが塗られ・・・
「えっ?? もう?」
まだシャツはボタンも外していない。靴下だって履いたままなのに。
きっと彼は一人で高まっていたのだろう。
僕の腰を後ろからとらえると直ぐに押し当ててきた。
もう何度も受け入れている。恐怖感はない・・・
でも少し早急な求めに「アッツ!! ううッ〜ん」呻いていた。
彼は早かった! 入れて間もなく僕の腰に深く強く押し付けたと思ったら彼は果てていた。

それでも僕は幸せだった。
静かな雨の日曜日。
一日中、彼と全裸で過ごせたから。

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