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近所のレストランは自転車ですぐの所にあるが、生まれてこのかた入ったことがなかった。
中で待ってもよかったが、初めての場所だし抵抗もあって外でJさんの到着を待った。
昼間なのに雲は厚く、今にも雨が降り出しそうな天気だったので、念のため傘を持って出た。
(雨が降り始める前にJさん来ないかなぁ。やっぱりもう少しゆっくり出ればよかったかな?でも、もしJさんを待たせても悪いし。)
そんなことを思いながら、Jさんと食事できることにワクワクしていた。
時間潰しに携帯をいじっていると、Jさんから電話が入った。
J「もう着いてる?待たせてごめんな。もう少しで着くから。」
「大丈夫ですよ。気をつけて来てください。」
しばらくすると、ウィンカーを点滅させる白い車が見えた。さっきまで追跡していたJさんの車。
車からJさんが降りてくる。
Tシャツの上に薄手の上着を羽織り、スウェット姿で登場。
軽く挨拶を交わし、早速店内に入った。
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