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僕たちの逢瀬はそれからも続きました。
ただ違うのは、エッチなことが加わった、っていうこと。
公園デートの時は帰り際に身障者用のトイレに入ることが多くなりました。
初めて結ばれた日以来、僕は自分がこんなに淫らな子だと思いませんでした。
僕からせがむことが多かったのです。
そんな時はKさん、僕のズボンとパンツを下ろし、僕の体じゅうをいじくりながらチン〇を扱いてくれました。
逆にKさんが求めてくる時は、僕をパンツ一枚にして可愛がってくれました。
セックスはなし。Kさんは僕にチン〇を舐めさせたりとかはさせず、いつも自分で扱いてました。最後は僕のお尻に精子をかけてましたけど…。
日曜日はKさんの家に行くようになりました。
古ぼけた六畳と四畳半のアパートでしたが、僕の家も似たようなものなので気になりませんでした。
朝に訪ねていって、Kさんが疲れていない時はどこかへ出掛けました。
下町の方が多かったです。Kさん、浅草が好きみたいで、よく連れてってくれました。
花やしきで遊んだり、古道具屋さんを冷やかしたり、ヤクザ映画なんか見たり…あとはパチンコ、競馬…。僕よりKさんの方がはしゃいでる感じでしたが、渋谷とかに行くより楽しかったです。
『すまんなぁ。…ウマい洋食食わしたろ思うたのに…スッてもうたわ』
『もー。…Aさん、すぐ熱くなるから…』
『ほんま、すまん!』
Kさんが疲れてる時は家で過ごしました。
僕は少しでも自分を可愛く見せようと、いつも知恵を絞りました。
Kさん、僕の制服姿が一番好きみたいなので着ていってあげたり、体操服持っていったり…。
お店で簡単なお料理ぐらいは覚えていたから作ってあげたりしました。
Kさんの家で過ごす時は必ずセックスになりました。特に真新しいものはない、普通のセックス。
終わった後の銭湯が僕の一番好きな時間でした。
『直紀、おいで』
呼ばれて湯槽から上がるとKさんが背中を流してくれました。クシャクシャと髪も洗ってくれました。
『今度はAさんねっ』
僕もKさんの背中を流してあげました。
銭湯の小さなサウナで我慢比べしたり、コーヒー牛乳のイッキ飲み勝負したり。『仲いいなぁ、ニイちゃんら。兄弟か?』
イレズミのおじさんに言われたりしてました。
洗面器片手に銭湯を後にする帰り道。
ひどく幸せな一時でした。
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