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Kさん、少し考え事をしてる風に天井を見つめてました。
僕の上にかぶさるようにすると、前髪を軽く分けてくれ、頬を優しく撫でてくれました。
『…ほんとに、いいんだな?』
さっきから関西弁と標準語のチャンポン、Kさんも緊張してるみたい。
『…うん…』
一線を踏み越えてしまうことだと、僕にもわかりました。
でも、もうどうにも気持ちが抑えられませんでした。『いいんだな?』
もう一度聞かれて、僕は強く頷くだけで答えると目を閉じました。
Kさんが服を脱ぐ気配。
次いで力強い抱擁、それからキス…。
素肌の触れ合う感触。
頭の奥がジンとして、気が遠退くような、うまく言えないけどそんな感じがしました。
それからの愛撫は、さっきよりも濃密で、愛されてるという気がして、どんな姿態をとらされても、恥ずかしいなんて思いませんでした。
くすぐったさは性感へと変わり、脳髄のどこかで何かが融けだしていく感じがしました。
『…指、入れるぞ?』
僕のお尻の穴を揉み解すようにしていた、Kさんの指にグッと力が入りました。『…う…あ…』
ずずーっていう感じでKさんの指が僕のお尻の中に入ってきました。
『大丈夫か?』僕は頷きました。不思議なぐらい、痛みはありませんでした。
Kさんの指がゆっくりと僕の中で動いてます。
下半身はもう痺れたようになってるのに、そこだけは全神経が集中してるかのように僕の脳に刺激を伝えてきます。
『直紀、感じてるのか?…チン〇ン、勃ってるぞ?』『…わかん…ないよっ…』やがて、Kさんの指が抜かれました。
バスタオルを僕のお尻の下に敷いてくれました。
『途中で嫌になったら言えよ?』
僕の両足が大きく、M字に開かれました。
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