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1日1錠で効くHIV抑制剤、年内にも登場の見込み?

 2006/01/24(火)
1日1錠で効くHIV抑制剤、年内にも登場の見込み?
 HIV感染者にとって長年の夢だった1日1回1錠の服用で効くエイズ発症抑制剤が、年内にも登場する見込みとなった。

 ワシントン・ポストによると、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(ニューヨーク州)と、ギリアド・サイエンシズ(カリフォルニア州)の2社が、複数の錠剤の服用が一般的だったエイズの発症抑制の有効成分を1錠にまとめることに成功したと言う事だ。

 錠剤でエイズの発症を防ぐ治療は1990年代に初めて開発されたが、1回ごとに50〜60錠、夜中も含め1日数回服用しなければならず、食事制限も厳しかった。その後、1回に服用する錠剤の数が少しずつ減らされてはいる物の、現在までの所、1日1回1錠と言う薬はなかなか出来なかった。というのも、最大の効果を得るためには複数の企業が権利を持つ有効成分を組み合わせる必要があり、商業的理由からこれまで開発するメーカーはなかったのだ。

 そんな中、ブリストル・マイヤーズは03年、同社の「サスティバ」と、ギリアドの「ビリアド」及び「エムトリバ」を組み合わせれば1日1回1錠で済む薬ができると考え、1年にわたる交渉の末、共同生産にこぎ着けたと言う。両社は法務上の交渉を経てすでに試験生産を始めており、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンは最新号で、両社の錠剤がほかの治療法に比べて効力が高く、副作用が少ないと報告した。と言う

 「サスティバ」「ビリアド」「エムトリバ」これら3種類の組み合わせは現在、HIV保持者と診断された患者に最も頻繁に処方され、市場の約20%を占める。ギリアドはすでに2つの成分を1錠にまとめているため、現時点でも1日1回2錠の服用で済んではいるのだが、1錠にまとめられると1回の処方当たりの薬代が30ドルは、安くなるとみられ、より多くの人が治療を受けられることになる見込みだという。

 年内には連邦食品医薬品局(FDA)の販売認可が下りると期待されている。HIV感染者は現在、世界で4000万人以上、米国だけでも110万人に上るといわれ、新薬の認可はエイズ治療における重要な出来事となる。



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