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お互いが買い物をした袋をそれぞれが持ちホテルのエントランスに入ろうとすると
二人一緒にチェックインをするのが恥ずかしいので少し時間をずらしてから奴は入
りたいと言うので私から先にチェックインを済ませて部屋に入った。
部屋はツインで二つのセミダブルベッドが間を空けて並んでいた。
ソファーと小さなテーブルの応接セットも備わったゆったりした空間の部屋だった。
フロントでは「かつた」の名で入るようにと部屋番号をメールで連絡した。
直ぐに奴から付近のコンビニで買い物してから向かうと返信があった。
それから5分程してからドアのノックが聞こえた。
ドアを開けると奴は両手に買い物袋を提げて立っていた。
そのまま部屋に迎え入れるが恥ずかしそうに緊張しているようだった。
「一緒にシャワーを浴びよう」と誘ったが恥ずかしがって拒むので私からシャワー
を済ませる事にした。
バスタオルを腰に巻きバスルームから上がるとソファー前のテーブルにビールとグラス
が並べられていた。
ソファーの上にはホテルの浴衣と帯が畳まれて置かれていた。
奴はソファーには座らずテーブルの傍らに正座して座っていた。
「気が利くんだね。ありがとう」と言うと奴は恥ずかしそうにはにかんだ笑顔を見せた。
奴がシャワーを浴びる準備を始めたので男同士の関係を結んだ事のない奴にマナーである
のを諭して浣腸の箱を手渡した。
それから強要はしなかったが脚などの無駄毛も処理を望む事も伝えた。
これから何が始まろうとしているのは奴も理解している筈だが緊張の面持ちは見て取れる。
しかしその緊張には期待感も含まれているのを私は感じ取っていた。
バスルームに入る奴を見送った後浴衣を着てビールを開けてTVを見ながら待つ事にした。
バシャバシャと湯を流す音が私の期待感も昂ぶりをそそるには十分な効果があった。
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