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小椋忠と正義の関係(4)
忠には、お母さんから謝礼として、毎月商品券と、観劇券(御園座か中日劇場)中元と歳暮には、商品券と、観劇券(御園座か中日劇場)が、送られてきてた事は卒業迄話さなかった。
合格発表の日、東京から電話をくれた。心配はして無かった。
駄目でした!信じなかったが、夕方には帰るので、慰めて下さい。
承知してやると、電話で嬉しがっていた。
17時頃車で家に着くと、空腹で堪らないので、活力をつけに、
鰻を食べに行こう。
落胆した様子ではなかった。
何時も通り、(喜多川)に連れて行く。
車の中で、合格でしたよ!桜咲くです。
バ*ヤ*ウ!怒鳴ってしまった。
どんなに心配してくれるか?見たかったそうだ。
食事が済んだら、合格祝いに、桜を散らして下さい。
OKしてやると、嬉しそうな顔を見せた。
母から合格のお礼を、預かってきましたから、封筒の中身を確認すると、例の調子で、商品券が、入っていた。
(喜多川)では、主人が、合格祝いと云う事で、メニューに無い品々を運んで祝ってくれた。勘定はお祝いですと、受け取らなかった。
店の電話を借り、忠の母親に礼と、合格祝いをするので、明日迄、預かると連絡してから、店をでた。
勿論モーテルで、望み通り、一晩中、木を揺らして、花びらを、1枚も残さず散らしてやった。
昼近く、目覚めると、桜の花びらが、一面に散って、見事だった。
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