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食後にJさんがアイスコーヒーを二つ注文した。
Jさんとの食事に緊張していた私は、それを一気に飲み干し、お水を何回もおかわりした。
途中、Jさんがお手洗いで席を離れた。
もし、睡眠薬なんか持っていたなら、確実に仕込んでいたと思うが、残念ながらその手の薬は持っていない。
私はというと、たくさん水分を摂ったが不思議とトイレには行くことがなかった。
店に入ってすぐに駆け込んで、どういったトイレか下見しておけば、ひょっとしたらJさんと隣合わせで用をたしたかもしれない。
Jさんが戻ってきた。
しばらく話しをして、話題もなくなって店を出ることになった。
「今日はありがとうございました。ごちそうさまでした。」
J「それじゃあ、また。」
「また、近くで食事するときは呼んでくださいね。」
J「そうするよ。」
Jさんの膝の具合は良くはなっているらしいが、完治まではまだまだかかるそうだ。
そこで私は次の計画を企てた。
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